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「最大の値上がり幅で…衝撃」10月1日から住宅向けの火災保険が値上げ 水害リスクで区分も

2024年9月27日 19:05
「最大の値上がり幅で…衝撃」10月1日から住宅向けの火災保険が値上げ 水害リスクで区分も

10月から、様々なものが値上がりします。郵便料金もその一つで、駄菓子の定番「うまい棒」も10月1日出荷分から1本15円に値上がりします。そして、私たちの身を守る備えである、住宅向けの火災保険も値上がりします。

■みんなの保険屋さんイオン福島店 竹内義人 店長
「いままでで一番最大の値上がり幅だったので、正直私もちょっと衝撃は受けました」

10月から損害保険大手が料金を全国平均で10パーセント前後、引き上げます。

引き上げの理由は、台風などの自然災害が相次いでいることや住宅の修理価格の上昇など、保険会社の支払い額が増えていることにあります。

日本損害保険協会のまとめでは、自然災害による保険金支払い額は、年によっては1兆円を超えるなど、高い水準が続いています。

住宅用火災保険の値上がりに街の人は?

■街の人は
「(火災保険も)値上がりとなったら、大変。どれを辞めようかという感じになる」

■街の人は
「災害も多いのでしょうがないかなと思うが、大変にはなる」

火災保険を扱う会社では、加入者からの相談も多いようです。

■みんなの保険屋さんイオン福島店
竹内義人 店長「(加入者は)火災保険や家計を見直し、削れるところは削っていくが、本音としては、もうやめたいという声が多い」

「保険まで値上げか…」と見直しを考える人も多いそうです。一方で、火災保険は火事だけではなく水害にも対応していて、10月からは、その基準も変わります。

いままで、全国一律だった水害のリスク=「水災」の保険料率が市町村ごとに5段階で区分されます。リスクが最も低いのが「1等地」で、最も高いのが「5等地」です。

保険会社によって、変わる場合もありますが、例えば、会津若松市は1等地、福島市や郡山市は2等地、いわき市は「5等地」となっています。

「損害保険料率算出機構」のウェブサイトでは、自身が住む地域がどの区分にあたるかを検索できます。保険料が最も高い地域と、最も低い地域で比べると、その差は1.2倍になるいうことです。

10月以降、火災保険の加入や更新をすると、今回の改定が適用されます。

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