「就職活動をされている方が85人」イトーヨーカドー福島閉店…再就職の課題 福島
イトーヨーカドー福島店の閉店からおよそ2か月半。JR福島駅前の空洞化は加速し従業員の再就職先など課題も山積しています。
■溝井貴美記者リポート
「イトーヨーカドー福島店の閉店後に駐車場はコインパーキングとして利用されています。平日の日中だが見てみると数十台ほどが利用しているようです」
6月30日から駐車場として一部が活用されているイトーヨーカドー福島店。建物をみると5月の閉店後、親しまれたロゴの看板は外され、シャッターは閉じたままです。
■女性(福島市)
「久々にここを通ったけど「人通りこんなになかったっけ?」って思いました」
■男性(福島市)
「不便ですね、買い物が」「スーパー、安いスーパー(があるといい)」
■高齢女性
記者「前はよく利用していた?」高齢女性「前はしょっちゅうヨーカドーだった」高齢女性「やっぱり(必要なのは)スーパーですね」
大手スーパーなどが出店を模索しているものの今後についてはいまだ何も決まっておらず…。福島駅前の空洞化に拍車がかかっています。
また、他にも課題となっているのが従業員の再就職です。
■ハローワーク福島 佐々木和歌子業務部長
「6月末時点で就職が決定された方が13人になります。6月末でハローワークで就職活動をされている方が85人になります」
ハローワーク福島によりますと、イトーヨーカドー福島店の従業員のうち求職登録をしたのがおよそ110人。閉店前のことし3月から特別相談窓口を設置してサポートを進めてきましたが、登録した9割ほどの再就職先が決まっていません。
■ハローワーク福島 佐々木和歌子業務部長
「さらに専門的な相談窓口ということで様々なコーナーを準備していますので、そちらへの誘導だったり、再就職に向けたセミナーとか支援を継続しておこなっていく状況になっています」
ハローワーク福島では今後、アンケートなどを行い、再就職を希望する人のニーズを改めて確認するということです。