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企業トップに聞いた「今年の賃上げ」ローソン・竹増貞信社長

2024年1月6日 18:01
企業トップに聞いた「今年の賃上げ」ローソン・竹増貞信社長
約30年ぶりの賃上げ率となった昨年に続き、今年も賃金上昇への期待が高まる経済界。

春の労使交渉(=春闘)が始まるのを前に、ローソン・竹増貞信社長に賃上げの見通しなどについて聞きました。(詳しくは動画をご覧ください)

■今年の賃上げは?

「我々昨年、コストプッシュ型と言われてましたけれども、やはり商品の値段を上げさせていただいてます。やはりこの物価上昇率以上の賃上げを実行しないと、脱コストプッシュ型、良いインフレ、これに繋がっていかない。我々は経済界としてもしっかりそこは対応していきたい」

「何%とここで申し上げるのはちょっとまだ早いかなと思っております。やはり我々小売業としても、コストプッシュから賃金ファースト、こういう良いインフレに変えていかないといけないと強く思ってますので、しっかりとできる限り対応していきたいです」

■能登半島地震について

「1月1日夕方、まずお悔やみとお見舞い申しあげたいと思いますけれども、すぐ対策本部をたちあげまして。やはり過去いろんな経験してきてますので、まず安全確保ですよね。全員の安全確保。とにかく全員が一人ひとり安全なところに待機してもらうということを必ずやってくれという指示をしまして、そのあと安否確認をしまして」

「ここからは我々インフラとして、お店をやっぱり開けようと。お店を開けることがやっぱり街の安心につながって、商品を入れることでさらに安心がどんどん大きくなっていくということを経験してきてますので安全確保、安否確認、そしてお店を開けるということをきのう一時休業していたお店、七尾のお店なんですけど、開けようと言うことで、私も行って手伝ってきました」

「道中やっぱり地割れとか。道が本当にひび割れていて、まだまだ大変なんですけど。断水も続いてますんで。ただ開けたお店、もうお客さん待ちきれずに『もういいかい』とおっしゃって、どうぞどうぞって入っていただいたら、本当に皆さん『よかった、安心した』と。『商品もあるじゃないか』って言われて。本当に笑顔で『ありがとう』って言葉をいただいて。やっぱり僕らインフラなんだな、やっぱ(お店を)開けてお客様に安心をお伝えする。これがまず僕らができることなんだなってことを、改めて感じて、一生懸命みんなとやってまいりました」

「やっぱり行ってみないとわかんないことが、これまでもあって、そういう思いで昨日も一緒になってやってたんですけど、断水ってのも大変な状況ですし、本当に小さなお子様がやかん抱えて、給水所から家に歩かれていたり、そういう光景を見ると、やっぱりまだまだ僕らができることがあるんじゃないかと思いますので、ぜひやっぱり、もう我々一社じゃ、どうすることもできないこともあります。一緒になって、やっぱり地域貢献、社会を活性化していく、そういったことに取り組んでいきたいというふうに思います」