昨年10-12月期の実質GDP 年率0.6%増 2期ぶりプラス成長
去年10月から12月のGDP=国内総生産の実質成長率は年率で0.6%のプラスとなり、2期ぶりのプラス成長となりました。
内閣府が発表した去年10月から12月のGDPの成長率は、物価の変動を除く「実質」で前の3か月と比べて0.2%増加しました。2期ぶりのプラス成長で、年率0.6%のプラスとなります。
コロナ禍から旅行などのサービス消費が戻ったことや、水際対策の緩和でインバウンド需要が増えたことなどが要因です。一方で、物価高騰が消費の足かせとなりました。
先行きについて専門家は、「物価はしばらく高い状態が続く」とした上で、「物価高の影響を乗り越えて消費が増加するためには、賃金が上がるかどうかが重要になる」と分析しています。