【半導体】九工大の人材育成施設を経団連会長が視察 学生や企業など全国から研修を受け入れ 福岡
飯塚市の九州工業大学の半導体関連施設を経団連の十倉会長などが5日、視察しました。台湾のTSMCが熊本に進出するなど半導体への関心が高まる中、人材育成への取り組みを確認しました。
九州工業大学・飯塚キャンパスに5日午前9時すぎ、十倉雅和会長をはじめ、経団連の関係者など35人が訪れました。
■経団連・十倉雅和会長
「半導体人材の育成の取り組み。これは申し上げるまでもなく、 非常に日本で大事なテーマを扱っておられると思います。」
世界的にも注目されている半導体。その分野に携わる人材の育成に、九州工業大学では2018年から本格的に取り組んでいます。
全国でも珍しいのが『マイクロ化総合技術センター』です。設計からテストまで、半導体を作る工程を学ぶことができます。学生に限らず全国の企業などから研修を受け入れています。
■九州工業大学マイクロ化総合技術センター・中村和之センター長
「半導体の会社、関連会社、それ以外にも銀行や不動産とか、いろんな方が受講しています。」
半導体人材が不足する中、経済界からも期待が寄せられています。
■十倉会長
「こういうのをもっと大きく広げていかなければと思います。日本で半導体技術者の教育の起点になればいいと思います。」
九州工業大学は、年間の受講者2100人を目指したいと話していました。