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【変わる空港】保安検査場に「スマートレーン」免税店エリアは4倍 福岡空港国際線ターミナルビル28日リニューアルオープンへ

2025年3月27日 9:32
【変わる空港】保安検査場に「スマートレーン」免税店エリアは4倍 福岡空港国際線ターミナルビル28日リニューアルオープンへ

九州の空の玄関口、福岡空港の国際線ターミナルビルが28日、リニューアルオープンします。ビルの内部が一足早く報道陣に公開されました。

27日に公開されたのは、福岡空港の国際線ターミナルで新たに増築されたエリアです。

保安検査場や出国審査場などがリニューアルされました。

■樋口淳哉記者
「新たな保安検査場には、バッグからスマホなどを出さずに検査できるスマートレーンが導入されています。」

混雑緩和のため、これまで国内線にしかなかった「スマートレーン」を7台導入しました。1台あたり1時間に最大250人分を検査でき、処理能力はこれまでのおよそ1.7倍となります。今後、利用客が増えればさらに4台を導入できるスペースも確保しています。

■樋口記者
「出国審査を終えた先にはブランドの免税店が並んでいて、一つの町のような雰囲気が漂っています。」

免税店のエリアは現在の4倍となる広さで、空港免税店としては初となるファッションブランドやコスメブランドなどが並びます。

そして、ロビー中央には高さ8.7メートルの巨大な「やぐら」。伝統工芸品の八女提灯や、飛行機をデザインした博多織が目を引きます。

飲食店のエリアをのぞいてみると、博多名物「とりかわ」を焼いていました。ほかにも、豚骨ラーメンなど九州ならではの味を楽しめる8店舗が入っています。

国際線ビルの延べ床面積は、再整備事業の着手前と比べて2倍に広がりました。

1週間前には、原則として国際線の離陸で使われる新たな滑走路も増設されました。3年後の2028年度には国際線だけで今よりも150万人多い1000万人の利用を目指します。

■福岡国際空港 国際施設開発推進部・鰺坂裕子 部長
「今回のエリア完成が、航空旅客の皆様の利便性のよい楽しめる空間になったと思っています。皆様に選ばれる空港、そして地元・地域に愛されるオンリーワンの空港を目指していきたいという思いです。」

福岡空港国際線ターミナルは28日、リニューアルオープンです。

最終更新日:2025年3月27日 9:32
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