【変わる空港】国際線ターミナル到着ロビーお披露目 広さは3倍 連絡バスの新たな専用道も 福岡空港
リニューアルが進む福岡空港で、3日のオープンを前に、国際線ターミナル・到着ロビーがお披露目されました。リニューアルのポイントは、旅客数の増加に伴う混雑の緩和です。
2日、福岡空港の国際線ターミナルでは、リニューアルされた到着ロビーがお披露目されました。
■竹原侑記者
「こちら、きょう公開されたスペースです。天井には木材が使用されていて、全体的に和を感じるオシャレなスペースになっています。」
天井は福岡県八女市の杉材で装飾されるなど、福岡らしさが感じられるスペースになっています。ロビーの広さはこれまでに比べておよそ3倍に拡大しています。
■福岡国際空港 経営企画本部・鯵坂裕子さん
「大変混雑してご迷惑をおかけしていた。快適な空間で到着のお客様をお迎えしたいという思いがリニューアルのきっかけです。」
福岡国際空港によりますと、国際線ターミナルの利用が始まった25年前の旅客数は、およそ240万人でしたが、LCCの就航をきっかけに旅客数は伸び続け、昨年度は過去最高の700万人になりました。来年3月には滑走路が増設され、さらに、旅客数の増加が見込まれています。
混雑緩和に向けて、リニューアルされたポイントがもう1つあります。
■竹原記者
「空港内をつなぐ連絡バスが見えてきました。新しくできた専用道路を通過していきます。」
国際線と国内線をつなぐ連絡バスの専用道の拡大です。およそ15分かかっていたターミナル間の移動時間を、5分短縮します。
■鯵坂さん
「到着したお客様が二次交通に乗り継ぐ動線の改善、福岡、九州、そして西日本、日本へつなぐ地点でありたいと思っています。」
国際線ターミナルビルでは、来年3月に保安検査場や出入国検査場のリニューアルが予定されていて、さらなる混雑緩和に向けた取り組みを今後も進めていくとしています。