【値上げ】熊本のタクシー初乗り運賃700円に 最大600円の｢配車料金｣も導入
熊本県内の法人タクシー会社は、26日から初乗り運賃を70円値上げしました。運転手の待遇改善や働き方改革に充てられます。
■平井友莉キャスター
「これまでの初乗料金630円だったのが、きょうからは700円に変わります」
県内最大手のタクシー会社TakuRoo(タクルー)。26日朝、初乗り運賃が書かれた表示を張り替える作業が行われました。
県内すべての法人タクシー会社は、26日から初乗り運賃を現在の1.3キロ630円から700円に値上げしました。また、加算される料金は、301メートルごとに80円から、347メートルごとに100円に引き上げられます。料金の改定は、2021年8月1日以来です。
■タクルー 今村英敏常務
「全国的にドライバーの数が不足しています。待遇面が改善されることでドライバー数を補充できるのではないかと強く希望しています」
さらに、26日から県内の法人タクシーの3割にあたる40社で｢配車料金｣が導入されました。タクルーでは、指定の時間より1時間以上前に予約すると、配車料金として500円が追加されます。九州運輸局によりますと、県内40社で導入される配車料金は200円から600円ということです。
■タクルー 今村英敏常務
「配車要望の山が、24時間の中で朝方、夕方、深夜に3つの山があり、それぞれに人員を補充しなければならない。時間予約料金をいただくことで、人材を潤沢にしていきたい」
