馳知事は17日、会見で、能登半島地震により大きな被害があった能登の事業者の状況や対応について説明しました。

県側の説明によりますと、輪島の伝統工芸「輪島塗」については、地元の組合に加盟する103社のうち12社の事業所が、朝市通りで発生した火災で焼失。

そのほかのほぼ全ての組合員で、事業所が半壊したり、機械や道具が壊れるなど大きな被害を受けたということです。

また、七尾市の和倉温泉では源泉を管理する配管が一部復旧したものの、多くの施設で建物被害があり、被害額は1千億円を超えるとみられています。

馳知事は「事業者が夢や希望を追って復興に取り組めるよう、前例にとらわれない強力な支援が必要」として、国に事業の復旧・復興に向けた補助金を創設するよう要請する方針を示しました。

また、17日は元日の地震以降、初めて県議会議員が一堂に会し、知事や県の執行部から被害状況についての説明を受けました。

そして、奥能登を地盤とする議員たちは…

輪島市選出 宮下正博県議「どこの市役所の役人の方もお世話している方も大変お疲れ。そうした人的な応援してもらいながらも、できるだけその地域をわかるような方に少しでも来ていただればいいのではないか」

珠洲市鳳珠郡選出 平蔵豊志県議「避難者のみなさまが安心して暮らせる状況を少しでも早くお願いをしたい」

復旧・復興に向けての支援を訴えました。