変わる札幌の街「ココノ ススキノ」「BiVi新さっぽろ」同時に開業 氷点下で大行列も
札幌市で30日、新たな複合商業施設「ココノ ススキノ」と「BiVi新さっぽろ」が同時にオープンしました。
注目の2つの商業施設。
みなさんはどんな楽しみ方をしたのでしょうか。
30日にオープンした札幌・すすきのの新たなランドマーク「ココノ ススキノ」
(宮崎記者)「オープンまで30分となりました。ココノ ススキノの前には長い列ができています」
列を作った人の数はおよそ1500人。
最高気温が氷点下3.2と11月としては36年ぶりの寒さとなる中、カイロを手に握りしめて午前11時のオープンを待ちます。
(宮崎記者)「何時から並んでいますか?」
(先頭に並んでいる人)「8時45分。寒いです、いまも寒いです」
(2番目に並んでいる人)「フードコーナーが楽しみ。思いっきり楽しみます!」
(宮崎記者)「きっと寒かったでしょう!オープンを待ちわびた方が続々と入ってきます」
オープンと同時にお目当ての店に向かっていきます。
仕事帰りのこちらの女性はさっそくワインを楽しんでいました。
(来店客)「(夜勤)明けだったので仕事終わりに一杯飲んで寝ようかなと」
ひときわ賑わいを見せていたのは、飲食店が集まる4階のココノ横丁です。
全国から新鮮なカキを集めたこちらの店には、熱心に動画を撮る人の姿もー
(来店客)「新しいデパートができて、みんな知らないから紹介したい。編集してYouTubeにアップします」
(宮崎記者)「ココノ ススキノは地下鉄すすきの駅からも直結です。地下の入り口に向かいますと正面にはスーパー、そして左側には待ち合わせのスペースも設置されています」
建物の中には待ち合わせスペースも新設されました。
コンセントもあり、スマートフォンの充電もすることができます。
(来店客)「いっぱい写真を撮ったので充電しないと。ケーキ買ったりプリンとか。おいしそうです」
「COCONOオープン特番スペシャル、イン MID.α STUDIO!」
1階にはラジオスタジオもオープン。
民放ラジオ4局によるレギュラー生放送のほか、北海道のアーティスト番組やお笑いタレントの番組も収録される予定で、旬の話題が尽きない仕掛けもたくさんです。
今後もさらなる飲食エリアやホテルがオープン予定のココノ ススキノ。
すすきのの新たな顔として、にぎわい作りの拠点となります。
(東急不動産 星野浩明社長)「すすきのの玄関口からまちの新たなステージを地域の皆さまと共に築いていきたい」
一方、札幌・厚別区の新札幌エリアに30日にオープンしたのは「BiVi 新さっぽろ」です。
(岡本記者)「グランドオープンした新札幌の新しい商業施設です。こちらには公園のような広場もあり、3階には大型雑貨店などもオープンしました。大勢の方で賑わっています」
建物の中央は室内公園になっていて、さっそく子どもたちが寝っ転がったり緑を眺めながら食事を楽しむ人たちの姿が見られました。
(南区から来た人)「恐竜です」
(南区から来た人)「2つとも1個200円とかなので安かった。新札幌の方はあまり来ていなかったので、これができたのを機に来てみようと思います」
こちらは道内初出店のイタリアンレストランです。
パスタの上にのせた和牛ハンバーグをパスタと絡めたあとチーズをトッピング。
そこに登場したのが、野球のバットの形をしたペッパーミルです!
このようにユニークなメニューでも客を楽しませる工夫です。
さらに3階には大型雑貨店「ロフト」も入店。
恵庭から来たというこちらの家族はゆっくりと買い物を楽しんでいました。
(恵庭から来た人)「孫たちのクリスマスプレゼントにと思って。これはオセロもできるグミ、キットカット。孫が9人いるので1人1個あたるように買いました」
札幌の再開発による新たな施設のオープンで、街並みや人の流れも大きく変わりそうです。