去年の甲府市へのふるさと納税の寄付額は76億円と前年から倍増し、過去最高を大幅に更新しました。市は「ジュエリーの街」として認知されてきたことが要因とみています。

　甲府市によりますと、去年1年間のふるさと納税の寄付額は前年比約1.9倍の約76億円に上り、過去最高となりました。

　特に12月の駆け込み申請が相次ぎ、おおみそかの1日だけで6億円分の申請があったということです。

　市内に宝飾品の加工・販売を一貫して行う企業があることが強みで、返礼品に占める宝飾品の割合は年々増加。去年は初めて7割を超えたといいます。

甲府市ふるさと納税課 土橋克己 課長
「“こうふジュエリー”という言葉がしっかりと国民に認知され、それがふるさと納税に跳ね返っているのではないか。ジュエリーについては50％以上の人がリピートしてくれている。甲府の地場産品をPRしながら、税収確保に務めていきたい」

　担当者は市が長年にわたり「ジュエリーの街・甲府」をPRしていることやカタログ作成によるリピーターの獲得が図られたことが要因だと分析しています。