猛暑などの影響が食卓に影を落としています。
　
　一部の野菜の市場価格が2～3割高くなっているほか、スーパーなどではコメが品薄となっています。

　甲府市地方卸売市場の山梨中央青果によりますと、大根やきゅうり、トマトは例年に比べて2割から3割ほど高い値段で取り引きされています。

　この夏の猛暑や長雨の影響で主力産地の東北地方で生育悪化や傷物野菜の増加がみられ、出荷量が低下しているためだということです。

山梨中央青果野菜部 早川健 部長
「お盆前にキャベツや白菜の値段が高くなったが、お盆明けからは順調な入荷で安定している状況」

　また、猛暑の影響はコメにも…

　甲府市のスーパーでは去年の夏の猛暑による生産量の低下で、7月下旬からコメの入荷量が3割減少しています。

　さらに、8月8日の南海トラフ地震臨時情報の発表以降、備蓄用としての需要の高まりも重なり、コメの在庫量は例年の1割程度となっています。

　そのため、こちらの店舗では現在、購入できる量を制限して販売しています。

買い物客は
「びっくりしています。困る。主食になるものだからやっぱり困りますよね。お米が無いと代わりになるそばやうどんばかり食べていると飽きちゃうよね」

いちやまマート湯村店 米山史人 店長
「新米が出てくれば今のところ売り場が埋まるという話も聞いているので、いち早く安定して商品が供給できればと思う」

　一方でここ数年、高値が続いていたサンマは北海道で豊漁となったことで、市場では安く取り引きされています。

　甲府市の千里水産によると、去年より3割ほど安いということです。