「感動した」御来光&流星群の絶景も…お盆の富士山を記者がリポート 登山規制で混雑に変化は? 山梨県
奥山記者
「3連休最終日のきょう、富士山には山頂を目指して多くの登山客が訪れています」
登山を始めたのは、8月12日の3連休最終日です。正午過ぎの5合目には多くの登山者。通行料を支払い、続々とゲートを通過していきます。
登り始めてすぐ目についたのは、軽装の登山者でした。ハーフパンツやスニーカーなどゲートでの呼びかけに耳を貸さない人も少なくありません。
7合目、急な岩場に入ると混雑が始まります。この日、ゲートを通過したのは3100人。上限までは900人ほどの余裕がありましたが、登山者は多い印象でした。
山小屋によりますと、それでも今年の登山者数は抑制的だといいます。
富士一館 谷丸宣吉 支配人
「入山規制の影響で登山客はほとんどの方が宿泊予約して登ってきてると思われるので、そこは大きく変わった所だと思う」
取材班は7合目の山小屋に宿泊、日没を迎えます。満天の空にペルセウス座流星群も見られました。
登山者
「おー、いったいったいった」「いったね、流れ星」「めちゃくちゃ、きれいだったわ」
一方で、その頃の登山道には山小屋に宿泊しない登山者が滞留。山小屋前のいすなどで仮眠をとる姿が見られ、ほかの登山者の迷惑になっている姿が印象的でした。
そして取材班も登山を再開。過去の富士山ではヘッドライトの列が見られましたが…今年はほとんど見られず。山頂にこだわらず、7合目や8合目でご来光を見る人が増え、混雑が分散されているということです。
そして本8合目で迎えたご来光。
登山者は
「すごくきれいで感動しました」「他の山とか雲より上から(ご来光を)見ることがほとんどないので、遠くから来たかいがあった」
ハイシーズンを迎えた今年の富士山。一時期に見られた危険な登山は減っているものの、登山者の滞留など課題も残っています。
(YBSワイドニュース 8月14日放送)