イラン大統領死亡ヘリ事故 悪天候が原因か
イランのライシ大統領が死亡したヘリコプター事故についてイランの国営メディアは濃い霧など山岳地帯の悪天候が事故につながったとの見方を伝えています。
ライシ大統領は19日、イラン北西部でダムの開所式に出席し、ヘリコプターで移動した際に事故にあいました。イラン国営通信は、濃い霧など、山岳地帯の悪天候がヘリコプターの墜落事故につながったと伝えています。
また、大統領と同じヘリコプターに搭乗していた同行者のうち一人が事故のあと1時間程度生存していて、大統領府と電話で連絡をとっていたと伝えています。
当局が遺体を収容すると共に、事故のくわしい原因を調べています。
ロイター通信によりますと、この事故について、イスラエル政府の高官は「我々は関与していない」と述べたということです。
ライシ大統領の葬儀は21日におこなわれます。当面、大統領の職務はモフベル第一副大統領が代行し、50日以内に大統領選挙をおこなうとしています。