トランプ氏、バイデン政権との決別を強調 就任式まで約8時間
アメリカではまもなくトランプ次期大統領の就任式が始まります。首都・ワシントンから最新情報を伝えます。
大統領就任式までおよそ8時間となりました。就任式前日もトランプ氏は精力的に動き回り、初日に100本近くの大統領令に署名すると明らかにしました。
トランプ次期大統領「私の政権はアメリカが直面するすべての課題に立ち向かい、国を再び成功と偉大さへの道に戻すために、迅速かつ断固たる行動をとる。就任後数時間以内に100近くの大統領令に署名する」
これに先立って行われた支持者集会では、「長い衰退の4年間に終止符を打つ」と宣言しバイデン政権との決別を強調しました。
――具体的にどのような政策を打ち出していくのでしょうか
トランプ氏は集会で、最優先課題に掲げる不法移民の強制送還、自国の産業を守るため関税を強化するほか、エネルギー政策を転換し環境保護の規制を削減すると強調しました。また、ケネディ大統領暗殺に関する機密文書なども機密指定を解除し公開するとしています。
21日の就任式は厳しい寒さのため40年ぶりに屋内での開催に変更となり、パレードも中止となりました。
トランプ氏はNBCの取材に対し、就任演説のテーマは「団結と力強さ、公正さ」と語っていて、就任式にどのようなメッセージを打ち出すのか注目されます。