イスラエル軍、ガザ地区の難民キャンプに空爆 50人以上死亡か
パレスチナ自治区ガザ地区北部の難民キャンプで先月31日、イスラエル軍の空爆がありました。少なくとも50人以上が死亡したとみられます。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラによりますと、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプで先月31日、イスラエル軍による空爆がありました。少なくとも50人以上が死亡したということです。イスラエル軍の報道官は、攻撃を認め、「ハマスの司令官がいた」と主張しています。
また、イスラエル軍は、地上作戦も拡大していて、一部の部隊が先月31日、ガザ市の住宅地に入ったということです。双方の死者は9900人以上に上っていて、市街戦となれば、さらに多くの住民が巻き添えになる恐れがあります。
こうした中、ロイター通信などによりますと、ケガをした人を治療するため、ガザ地区南部とエジプトとの境界にあるラファ検問所が、1日に開かれるということです。大けがをしている81人が、エジプトへの入国を許可されるとみられています。
こうした中、アメリカ議会上院の公聴会にブリンケン国務長官とオースティン国防長官が出席し、議会に対し、イスラエルやウクライナへの追加軍事支援のための予算確保を求めました。ただ、ブリンケン長官の発言中にはパレスチナを支持する反戦団体が「停戦せよ」などと叫んで審議をたびたび妨害し、アメリカメディアによるとおよそ12人が逮捕されました。