水原氏解雇に監督「コメントできない」繰り返す 韓国メディアも一斉報道
ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が20日、球団から解雇されました。違法賭博に関与したとみられています。開幕第2戦を迎える韓国・ソウルの球場前から中継です。
ソウルの高尺スカイドームの前には、試合開始を前に多くのファンが集まっています。ドジャースが大谷選手の通訳を務めた水原一平氏を解雇したことで韓国でも衝撃が広がっています。
地元メディアによりますと、水原氏はメジャーリーグの規約で禁じられている違法な賭博を行っていたということです。
また、関係者の話として、水原氏は大谷選手の資金から数百万ドルをつかい込んだとみられると伝えています。
大谷選手の代理人弁護士は、「大谷選手が大規模な窃盗の被害にあっていることが判明し、捜査当局に告発した」としています。
韓国メディアは、今回の件を一斉に報じています。
朝鮮日報は「通訳の裏切り」と指摘。また、ソウル新聞は「スター通訳の2つの顔、賭博のために10年来の友人・大谷選手の金を盗んだ」などと、センセーショナルな言葉で伝えています。
――球場の雰囲気はどうでしょうか?
21日、大谷選手は午後2時ごろに球場入りしましたが、警備の様子は前日までと全く違いました。前日まで報道陣やファンは選手たちがある程度見える場所でカメラを構えることもできたのですが、21日は近づくことさえ禁じられました。
水原氏の問題が関係しているかはわかりませんが、球場警備担当者は「MLBの指示だ」と説明してピリピリした雰囲気が漂っていました。
そして、ドジャースのロバーツ監督は会見し、水原氏の解雇について質問されましたが「コメントできない」と繰り返しました。
一方で、大谷選手については21日の試合に向けて「準備万全だ」と強調しました。