林外務大臣が1日、中国・北京に到着しました。日本の外相の訪中はおよそ3年ぶりとなります。2日に秦剛外相と会談し、先月、拘束された日本人男性の早期解放などを求める方針です。

林外相は、日本時間の1日夕方、北京の空港に到着、その後、日系企業の関係者と意見交換を行いました。この中で林氏は、先月、アステラス製薬の男性社員が中国当局に拘束されたことについて、中国側に厳しく抗議するとともに、早期解放を求める政府の方針を説明したということです。

外務大臣の訪中はおよそ3年ぶりで、2日は秦剛外相との会談が予定されているほか、外交トップの王毅政治局員、最高指導部のメンバーとの面会も検討されています。

会談では、邦人の早期解放を強く求めるほか、尖閣問題や台湾問題、ウクライナ情勢など幅広く意見交換が行われるとみられます。