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トンガ“最大15mの津波”一部で食料不足

2022年1月19日 6:45

トンガ政府は18日、大規模な火山噴火が起きて以降、初めて被害状況を明らかにしました。最大15メートルの津波が襲い、これまでに3人の死亡が確認されたということです。

これはトンガ政府が、トンガにあるオーストラリア高等弁務官事務所のフェイスブックを通じて明らかにしたものです。声明によりますと、噴火後に最大で15メートルの津波が押し寄せたとしていて、これまでにイギリス人女性など3人の死亡が確認されました。多数のけが人も出ています。

また、全ての住宅が損壊した島があるほか、港や空港が使えない状態だということです。

一方、ロイター通信によりますと、南米ペルーでは、噴火による高潮の影響でタンカーから原油が流出し、沿岸の2キロあまりにわたって甚大な被害が出ています。

こうした中、国連の太平洋諸島の担当者は日本時間の19日、会見を開き、トンガの一部の地域では食料が不足していることを明らかにしました。国連は、近隣のオーストラリアやニュージーランドと協力し、支援物資を送る準備を急いでいるとしています。すでに大量の飲料水などを積んだ船がトンガに向かっていて、数日以内に到着するということです。