フェイスブックを運営するＩＴ大手のメタは２日、ＳＮＳの写真に写っている人の名前を自動で表示する顔認証の機能を近く終了すると発表しました。

メタは２日、ＳＮＳに投稿された写真に写っている人をＡＩが自動で認識して名前を表示する顔認証の機能を、数週間以内に終了すると発表しました。

この機能は、他人が投稿した写真に自分が写っている際に通知を受け取ることもでき、全世界の利用者の３分の１以上が使っていますが、プライバシー侵害の懸念があるとして、メタは現在保有する１０億人以上分の個人の顔を特定する「ひな型」データを削除するということです。

顔認証を巡っては、アメリカで利用者がプライバシー侵害などを訴え、今年２月、フェイスブックに対して和解金およそ７００億円の支払いを求める判決が出されていました。