オミクロン株拡大もマスク着用解除へ 仏
1日の新規感染者が40万人を超えているフランス。オミクロン株が9割以上を占めているとみられていますが、状況が改善し始めたとして、屋外でのマスクの着用などが解除されることになりました。
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20日、フランスのパリでは、通りを埋め尽くすようにして行進する人たちの姿がありました。
記者(フランス・パリ、20日)
「学校では授業が行われているはずの時間なんですが、大勢の教員らがストライキを起こし、デモに参加しています」
政府が対面授業を続ける方針を示す中、教員らが感染対策の改善などを求め、ストライキを行ったのです。
デモに参加した教育関係者
「毎日、教職員がコロナに感染しています」
デモに参加した教育関係者
「感染対策は不十分で、学校の安全性は十分に確保されていない」
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1日の新規感染者が40万人を超えているフランス。このうちオミクロン株が9割以上を占めているとみられます。
しかし、カステックス首相は、早い時期にオミクロン株が拡大した地域では、感染者数が減少傾向にあると強調。状況が改善し始めたとして、2月2日から、屋外でのマスクの着用やテレワークの義務などを解除すると発表しました。
さらに、2月16日からはバーでの立ち飲みや映画館での飲食などを認め、ディスコも再開するとしています。