イエメン拘置所空爆で少なくとも70人死亡
内戦が続く中東イエメンで拘置所が空爆を受け、AP通信によりますと少なくとも70人が死亡しました。
AP通信によりますと、イエメン北部サーダ州で21日、アフリカからの移民らを収容していた拘置所が空爆を受けました。
拘置所はイスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」の勢力下にあり、AP通信はフーシ派の情報として、少なくとも70人が死亡したと伝えました。赤十字国際委員会は100人以上が死傷したとしています。
内戦に軍事介入しているサウジアラビア主導の連合軍が空爆を行った可能性がありますが、連合軍は「事実無根だ」とこれを否定しています。
また、数時間前には西部ホデイダで、連合軍が通信施設を空爆し、子ども3人が巻き込まれ死亡しました。
一連の空爆に対し、国連のグテーレス事務総長は「民間人を標的にした爆撃や民間人を守るための十分な配慮のない爆撃は容認できない」と非難。深刻な人道危機にあるイエメンへの支援を呼びかけました。