韓国“非常戒厳”閣議はわずか5分 十分な議論されず宣言か
韓国の尹錫悦大統領が一時宣言した“非常戒厳”をめぐり、戒厳を宣言するために開かれた閣議がわずか5分で終わっていたことが明らかになりました。
韓国の憲法では非常戒厳を宣言するには閣議で審議することが定められています。今回の非常戒厳の前も閣議は開かれたものの、会議の時間はわずか5分だったことが明らかになりました。
韓国メディアによりますと、閣議で戒厳に反対する立場を示した閣僚もいたということですが、開催が5分間だったことで、十分な議論がされないまま戒厳が宣言された可能性があります。
尹大統領への批判の声が強まる中、尹大統領の夫人の出身校には「尹大統領を弾劾しろ」などと書かれた張り紙が掲げられました。在校生が書いたとみられる張り紙には「行事に出るときに出身校を小声で言わなければならない」「恥ずかしくない学校が欲しい」などと不満をぶつけています。
野党側は尹大統領に対する2回目の弾劾訴追案を12日、国会に提出する方針です。
最終更新日:2024年12月11日 19:04