イラン・ライシ大統領埋葬へ ヘリ墜落事故で死亡
ヘリコプターの墜落事故で死亡したイランのライシ大統領の葬儀は23日、最終日を迎えました。遺体は、故郷に埋葬されるということです。
AP通信によりますと、3日間にわたって続く、イランのライシ大統領の葬儀は23日、最終日を迎え、東部の街では、ひつぎを載せた車の周囲に大勢の市民が集まり、通りを埋め尽くしました。遺体は、イラン第二の都市で、ライシ氏の故郷であるマシュハドに運ばれ、23日遅くに埋葬される予定です。
一方、墜落した大統領のヘリとは別の機体に乗っていた側近が21日、国営メディアに出演し、事故当時の状況を語りました。「飛行中は快晴だったが、離陸から30分後に雲の塊を発見した」としたうえで、「雲を避けるために上昇したら、大統領のヘリだけが見えなくなった」などと説明していて、大統領機だけが上昇できずに雲の中に入り、その後、墜落したとみられます。