抗議船に乗り込む日本人“マリコ”氏が語る
反捕鯨団体「シー・シェパード」の抗議船に通訳として乗り込む「マリコ」と名乗る30歳代の日本人女性が、NNNの取材に応じた。母国・日本の船に対して妨害を続けていることについて、心境を語った。
マリコ氏「妨害することで日本が捕鯨をやめることができたら…逆にホエールウオッチングのビジネスで栄えることができたらうれしいと思いませんか?(Q、日本人としてつらいと思う?)(気持ちは)複雑ですよ。大変だと思うことはいっぱいあります」
シー・シェパードをめぐっては先月、メンバーの一人が日本の監視船「第二昭南丸」に侵入、身柄が拘束され、現在、日本に移送中。マリコ氏は「(拘束されたメンバーは)昭南丸の船長と顔を見ながら話したかったので、船に入るしかなかった。彼(拘束されたメンバー)は東京に行くであろうとわかっていたと思う。そうなってもいいと思っていた」と、侵入はやむを得ない行動だったとの主張を繰り返した。
一方、反捕鯨国・オーストラリアでは、捕鯨船、シー・シェパード双方に冷静な対応を求める声が上がっている。
抗議船は今月中旬、クロマグロ漁の妨害のため地中海に向けて出航する予定。