商業捕鯨再開 国際捕鯨委員会から脱退へ
政府は商業捕鯨の再開に向けて、IWC(=国際捕鯨委員会)から脱退する方針を固めたことがわかった。
日本は9月に開かれたIWCの総会で、クジラを商業目的で捕獲する「商業捕鯨」の一部再開などを提案したが、反捕鯨を掲げるオーストラリアなどに反対され、提案は否決された。政府は、IWCに加盟した状態では今後も商業捕鯨再開の見通しが立たないことなどから、IWCから脱退する方針を固めたもの。
なお、脱退後は南極海などでの「調査捕鯨」はできなくなる。その一方で、脱退後の「商業捕鯨」は国際的な批判を受けないよう日本近海や日本のEEZ(=排他的経済水域)内で行う方向で調整しているという。