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北朝鮮、宣伝放送再開なら射撃と警告

2010年5月24日 18:54

 韓国・李明博大統領は24日、同国の哨戒艦が北朝鮮の魚雷攻撃で沈没した事件を受け、軍事境界線周辺での宣伝放送再開などを盛り込んだ措置を発表した。これに対し、北朝鮮は反発を強めている。

 発表された措置には、北朝鮮との貿易と交流を原則として中断すること、事件を国連安全保障理事会に訴え、国際社会とともに北朝鮮の責任を問うこと、北朝鮮の船が韓国側に入るのを禁止すること、軍事境界線周辺で北朝鮮の実情などを知らせる宣伝放送を再開することなどが盛り込まれている。

 この宣伝放送に対し、北朝鮮の軍の司令官は「(宣伝放送の)スピーカーを新たに設置するなら、直接、撃破するための射撃を開始する」としている。北朝鮮は今後、さらに緊張を高める恐れがある。