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国連事務総長 パキスタンの洪水被災地視察

2010年8月16日 10:29

 国連・潘基文事務総長は15日、洪水で大きな被害を受けたパキスタンの被災地を視察し、国際社会に対してさらなる支援を訴えた。

 パキスタンを訪れた潘事務総長は、ザルダリ大統領と共に洪水が起きた地域を上空から視察し、洪水で家を失った人たちが暮らす避難民のキャンプを訪れた。潘事務総長は「これほどの災害は、世界的に見ても非常にまれです。この壊滅的な被害に見合った、最大限の支援が必要です」と述べ、国際社会に対してさらなる災害支援を行うよう訴えた。

 パキスタンの洪水では、これまでに約1500人が死亡し、住民2000万人が家を失った。また、衛生状態も悪化しており、北西部でコレラの発生が確認されるなど、感染症の拡大も懸念されている。