震災経験共有して防災指針を~潘事務総長
国連の潘基文事務総長は11日、日本メディアのインタビューに答え、今週、仙台市で行われる国連の防災会議について「日本の経験を共有し強力な防災の指針を作りたい」と語った。
潘事務総長は14日から仙台市で開催される「国連防災世界会議」に各国の首脳らとともに出席し、防災のあり方を話し合う予定。潘事務総長は「日本が震災後、復興のために見せた技術力や行政力は強じんだ」と評価し、災害を乗り越えた日本の経験を国際的な取り組みにも生かす考えを示した。
潘事務総長「仙台の会議で災害リスクを減らすための強力で野心的な国際的取り組みの指針を作りたい。日本の(震災の)経験を共有することが大事です」
一方、安倍首相が戦後70年にあわせて発表する予定の談話について触れ、「アジアの国との調和と友好関係のために、前向きで未来志向の内容になることを望む」と述べた。