シリアのイラン大使館関連施設に空爆…7人死亡か イラン側、イスラエルの攻撃として報復を表明
シリアにあるイラン大使館の関連施設が空爆され、イラン革命防衛隊の幹部ら7人が死亡したとみられています。イラン側はイスラエルによる攻撃だとして報復を行うとしています。
イラン国営テレビなどによりますと、1日、シリアのダマスカスにあるイラン大使館の関連施設が空爆を受け、革命防衛隊の幹部ら7人が死亡しました。
イランの国営テレビは、イスラエルによるものだと報じていますが、イスラエル側は「外国メディアの報道にはコメントしない」としています。
イラン外務省の報道官は「対抗措置を取る権利がある」とし、イラン大使は「同じ規模と過酷さによる報復を行う」と表明しました。
また、イスラエル北部への攻撃を続けているイスラム教シーア派組織ヒズボラも、報復を行うとの声明を発表しています。
イスラエルはこれまで、シリアにあるイランの軍事施設などを攻撃してきましたが、大使館の関連施設が攻撃されたのは初めてです。イランによる報復措置が行われれば、中東情勢がさらに緊迫化する懸念があります。