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米軍が報復措置 イラク・シリアでイラン革命防衛隊施設など攻撃 45人死亡

2024年2月4日 5:40
米軍が報復措置 イラク・シリアでイラン革命防衛隊施設など攻撃 45人死亡

ヨルダンの米軍施設で兵士が死亡した攻撃への報復措置として、アメリカ軍は2日、イラクとシリアで、イラン革命防衛隊の施設などを攻撃しました。両国で、これまでに45人が死亡しています。

バイデン大統領は2日、イラクとシリアにあるイラン革命防衛隊などがアメリカ軍を攻撃するために使用している施設に対し、攻撃を行ったと発表しました。

ヨルダンのアメリカ軍施設が無人機で攻撃され、兵士3人が死亡したことへの報復措置で、バイデン大統領は「アメリカ人に危害を加えるなら、我々は対抗措置をとる」としています。

125発以上の精密誘導兵器を使用し、指揮統制施設やミサイル、無人機の保管庫など85か所以上の標的を空爆しました。

イギリスに拠点を置くシリア人権監視団は、シリア東部でイラン民兵組織の拠点など28か所が空爆を受け、29人が死亡したとしています。また、イラク政府は、民間人を含む16人が死亡し、25人がケガをしたと発表しました。

ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は、「攻撃は成功したと考えている」と述べた上で、数日以内に再び報復攻撃を行うとの見通しを示しました。一方で、「イランとの紛争や中東地域での紛争の拡大を望んでいるわけではない」とも強調しています。