チリの鉱山落盤事故で作業員の家族らが救出を待ち続けたテント村で１７日、最後のミサが行われた。

　家族らが救出を待ち続けたテント村でミサが行われ、救出された作業員１０人以上とその家族が参加した。ミサでは奇跡の生還への感謝や今後の幸せを願い、祈った。ミサの後には、作業員たちがテント村を見学し、残っていたテントの片付け作業も行われた。

　１７日、テント村には今回の事故で失業した鉱山会社の組合員たちも訪れ、退職金の支払いなど、政府が強くサポートするよう抗議行動をした。

　家族が泣き、祈り、歓喜したテント村は、間もなく閉鎖されるが、今回の事故そのものは補償や賠償問題など今後に課題を残すことになる。