中国で開かれている上海万博の入場者数が２４日、当初の目標だった７０００万人を突破した。

　上海万博の目標入場者数は、これまでの万博で最多だった大阪万博を上回る７０００万人、一日当たり平均で３８万人とされていた。実際の入場者数は、開幕直後の混乱などから一時は一日８万人台にまで落ち込んだが、その後、学校の遠足の行き先として万博が指定されるなどの動員がかかったほか、上海市内に住む全世帯に１枚ずつ無料でチケットが配られたこともあり、一日に１００万人を超す日が出るなど人気が高まっていた。

　７０００万人を超える入場者数は万博史上最多で、残り１週間となった開幕期間中、中国が国の面目をかけたイベントの記録更新が続きそうだ。