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バンコクの非常事態宣言、8か月ぶり解除へ

2010年12月21日 23:05

 反政府デモに対処するため、タイの首都・バンコクに発令されていた非常事態宣言が、8か月半ぶりに解除されることになった。

 タイの非常事態宣言は、タクシン元首相を支持する市民グループの反政府デモが激しさを増した今年4月に発令された。政府がデモ隊を強制排除した後も、バンコクとその周辺では継続されていたが、最近は治安状況が落ち着いてきたことから、タイ政府は22日午前0時で非常事態宣言を解除することを決めた。

 ただ、タクシン派は今後も定期的に反政府集会を開くことにしている。タイ政府は「状況を見守り、場合によっては法に基づいて対処する」としている。