“エボラ感染拡大”リベリアで非常事態宣言
西アフリカでエボラ出血熱の感染が急速に広がっていることを受けて、リベリアで6日、非常事態宣言が発令された。
ロイター通信によると、リベリアのサーリーフ大統領は6日、エボラ出血熱の流行は国家の安全保障への脅威だとして、90日間の非常事態宣言を出した。大統領は声明で、「国家と国民の存続のために特別な措置が必要だ」と述べている。
エボラ出血熱の感染はリベリアの他、シエラレオネ、ギニア、ナイジェリアの西アフリカ4か国で広がっていて、WHO(=世界保健機関)は6日、これまでに932人が死亡(4日集計)、感染または感染が疑われる人の数は1711人となったことを明らかにした。
WHOは、感染の拡大が「国際的な緊急事態」にあたるかを判断するため緊急委員会を開いていて、日本時間8日午後に、結果を発表するとしている。