イスラエル「戦闘の休止はない」一部報道を否定
イスラエル政府は24日、イスラム組織ハマスとの戦闘休止をめぐる一部報道について、「戦闘の休止はなく、過去の合意はハマスによって破られた」と否定しました。
イスラエル軍とハマスの戦闘をめぐっては、ロイター通信などが、人質の解放と引き換えに戦闘を休止する可能性を報じていました。イスラエル政府の報道官は24日、「戦闘の休止はない。過去に人道のための一時休止はあったが、合意はハマスによって破られた」などと述べて、一部報道を否定しました。
イスラエルメディアは、人質の解放と引き換えに戦闘を休止する案はハマス側が拒否したと報じました。その上で、「ハマス側は、10年から15年にわたる長期の停戦を求めている」と伝えています。
一方のイスラエル軍は「ハマスのせん滅など、目標達成まで攻撃を続ける」としていて、両者の隔たりは大きく、交渉の先行きが懸念されます。