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核関連研究所付近で発生の山火事続く 米国

2011年6月30日 9:34

 アメリカ・ニューメキシコ州にある核関連の研究所付近で発生した山火事は、29日も続いており、当局が懸命の消火活動を行っている。

 ニューメキシコ州にあるロスアラモス国立研究所は、広島・長崎に投下された原爆を開発するなど、核の研究を行っている。26日に発生した山火事は一時、施設の敷地内にまで燃え広がった。まもなく消し止められたが、周辺ではまだ山火事が続いている。

 施設内には、プルトニウムを含む放射性廃棄物がドラム缶に換算して1万6000本分以上保管されており、延焼など影響を懸念する声が広がっている。火が施設内に入り込まないよう周辺の木を伐採する作業が続いており、施設側は「被害が出ないように対策はできている」とコメントしている。