韓国政府の当局者は２２日、北朝鮮の非核化に向け、インドネシアで北朝鮮側と協議を行う方向で調整を進めていることを明らかにした。

　ＡＳＥＡＮ（＝東南アジア諸国連合）の会議に出席するためインドネシア・バリ島を訪れている北朝鮮・朴宜春外相は２２日朝、中国との外相会談で、北朝鮮の核問題について話し合う６か国協議の首席代表を今後、李容浩外務次官が務めることを明らかにした。

　こうした中、韓国政府の当局者は、北朝鮮側と非核化に向けた協議を行う方向で調整を進めていることを明らかにした。合意すれば、２２日にも李外務次官が韓国・魏聖洛６か国首席代表と会談するという。

　日本やアメリカは、２年半以上も開かれていない６か国協議を再開するためには南北関係の改善が必要だという考えで、こう着状態を打開するきっかけとなるかどうかが注目される。