北「発破の音」と砲撃否定 韓国軍は反論
朝鮮半島西側の黄海で北朝鮮軍が10日、南北の海の軍事境界線付近に砲撃したとの韓国軍の発表に対し、北朝鮮は11日午前、建設工事の発破の音だとして砲撃を否定した。
韓国側は10日午後、韓国・延坪島近くで北朝鮮軍が2度砲撃し、一部が海の軍事境界線を越えたとみて応射したことを明らかにした。これに対し、北朝鮮は11日、国営メディアを通じ、現場に近い北朝鮮の黄海南道での建設工事の発破の音だとして砲撃を否定した。
朝鮮中央テレビ「発破音に驚いた韓国軍が、我が軍隊(北朝鮮軍)が砲撃挑発をしたと状況をねつ造してわめき出し、それを口実に軍事的対応に出る醜態を働いた」
一方、韓国軍の合同参謀本部は「一考の価値もない。精密な装備で観測して砲撃と判断した」と反論している。