エジプト暫定内閣が総辞職表明 デモは続く
大規模なデモが続くエジプトで、暫定政府のシャラフ首相が21日、内閣総辞職を発表した。28日から始まる議会選挙を前に混迷が深まっている。
地元メディアなどによると、18日から始まったデモ隊と治安部隊の衝突で、これまでに少なくとも33人が死亡したという。
こうした中、シャラフ首相は、混乱の責任を取って内閣の総辞職を表明した。しかし、事態の沈静化にはつながっておらず、21日夜も首都・カイロ中心部の広場には多くの人々がとどまり、抗議行動を続けている。
エジプトでは28日から議会選挙が予定されているが、軍の最高評議会は選挙を予定通り実施することを強調している。