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11月の米失業率、8.6%に改善

2011年12月3日 8:38

 アメリカの11月の失業率は8.6%と、前月から0.4ポイント改善した。これは09年3月以来の低い水準。また、農業部門以外の就業者数は前月から12万人増加した。

 失業率がこのまま改善の方向に向かえば、再選を目指すオバマ大統領にとって追い風となる。しかし、専門家からは「クリスマス商戦が始まり、小売業などで一時的に雇用が増えただけ」との指摘も出ている。

 一方、2日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、失業率が改善したことなどを好感し、一時、120ドル以上の大幅な値上がりとなった。しかし、ヨーロッパの信用不安の影響で値を下げたため、終値は1万2019ドル42セントで、前日の終値と比べてほぼ横ばいだった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比0.73ポイント高い2626.93だった。