米失業率は改善 08年5月に並ぶ低水準に
アメリカの4月の雇用統計が8日に発表され、失業率は前月に比べわずかに改善し、堅調な景気の回復ぶりを示した。
4月の失業率は前月より0.1ポイント改善して5.4%と、いわゆるリーマンショックより前の2008年5月に並ぶ低い水準となった。
また、景気の動向を反映する「農業部門以外の就業者数」は8万5000人と大きく落ち込んだ前月から大幅に回復し、22万3000人の増加となった。
前月はドル高の影響を受けた製造業などで雇用が鈍ったことが指摘されたが、4月の大幅な回復は企業がドル高の影響を乗り越えたサインだとの見方も出ている。