ヘンリー王子“王室復帰を希望”報道に王室関係者「後戻りはできない」と復帰の可能性を否定
イギリス王室のチャールズ国王のがんの公表を受け、王室を離脱した息子のヘンリー王子が、「国王を支援するために王室への一時復帰を考えている」とする一部報道をめぐり、イギリスメディアは、王室関係者の話を引用し、「王室離脱時の合意内容が国王の病気で変更されることはない」として、ヘンリー王子の王室復帰の可能性を否定しました。
イギリス王室を離脱したヘンリー王子をめぐっては、イギリスの「タイムズ」紙が、「がんの診断を受けた国王を支援するために、ヘンリー王子が王室への一時復帰を考えている」などと報じています。
これを受けて、イギリスの「テレグラフ」紙は17日、王室関係者の話を引用して、「王室離脱時の合意内容が国王の病気で変更されることはない」「後戻りはできない」などとして、ヘンリー王子の王室復帰の可能性を否定しました。
その上で、ヘンリー王子に近い関係者の話として、「ヘンリー王子は、万が一、王室側から要請があれば、家族を助けるためにイギリスに戻ってくるだろう」と伝えています。
ヘンリー王子とイギリス王室をめぐっては、ヘンリー王子が王室を批判する回顧録を出版したことなどから、関係の悪化が伝えられていますが、ヘンリー王子は、チャールズ国王のがんの診断を受けて、「どんな病気も家族をひとつにする」などと述べ、王室メンバーが再び結束する可能性を示唆していました。