ヘンリー王子「どんな病気も家族を1つにする」 父チャールズ国王のがん受け英王室メンバーの結束願う
イギリス王室を離脱したヘンリー王子が、父親のチャールズ国王のがんの公表以来、初めてインタビューに応じました。ヘンリー王子は「どんな病気も家族を1つにする」と述べ、チャールズ国王のがんの公表を受けて、関係悪化が伝えられている王室メンバーが再び結束する可能性を示唆しました。
イギリス王室を離脱したヘンリー王子は、父親のチャールズ国王ががんと診断されたことを受け、今月6日にイギリスに帰国してチャールズ国王と面会していました。
ヘンリー王子は、この面会後、初めてメディアのインタビューに応じ、アメリカABCニュースの番組で、「家族を愛している。父と少しでも一緒に過ごせたことに感謝している」と述べました。
さらに、「どんな病気も家族を1つにする」と述べ、チャールズ国王のがんの診断を受けて、王室メンバーが再び結束する可能性を示唆しました。
その上で、近く、再びチャールズ国王と面会することを希望しているとして、「イギリスに立ち寄り、できるだけ家族と会うつもりだ」と述べました。
ヘンリー王子をめぐっては、王室を批判する回顧録を出版したことなどから、王室メンバーとの関係の悪化が伝えられています。
イギリスメディアは、ヘンリー王子が父のチャールズ国王との面会後、兄のウィリアム皇太子とは面会することなく、アメリカへ戻ったことから、「関係改善の兆しは見られなかった」としています。