ロシア軍、ウクライナ各地の電力インフラ狙い大規模攻撃 停電20万人に影響
ロシア軍は11日、ウクライナ各地の電力インフラを狙い、大規模な攻撃を行いました。少なくとも20万人が停電の影響を受けています。
ロイター通信などによりますと、ロシア軍は11日未明、キーウ州やハルキウ州など5つの地域で、ミサイルと無人機による大規模な攻撃を行いました。死者やけが人は確認されていませんが、変電所や発電所が狙われたため、ウクライナ政府幹部は、ハルキウ州で少なくとも20万人が影響を受ける大規模な停電が起きているとしています。
ロシア軍は最近、電力インフラを狙った攻撃を強化しています。ゼレンスキー大統領はSNSで、攻撃にはミサイル40発以上、無人機およそ40機が使われたとしたうえで、「残念ながら、迎撃できたのは一部だけだ」「我々が求めるのは防空や防衛のための支援であり、目をつむること、長い議論をすることではない」として、西側諸国に迅速な支援を求めました。