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故金総書記の母の銅像破壊される

2012年2月14日 2:26

 韓国の与党・セヌリ党の国会議員は13日、北朝鮮で故金正日総書記の母である金正叔氏の銅像が破壊された他、体制を批判する落書きが相次いで見つかっていると発表した。

 セヌリ党の国会議員が韓国の情報機関などから得たとして公表した情報によると、北朝鮮で去年10月、正淑氏の銅像の一部が破壊された。また、去年9月には「金正恩を打倒しよう」「世襲は社会主義に対する裏切りだ」などと権力世襲を批判する落書きが相次いで見つかったという。

 北朝鮮は、故金日成主席の生誕100年となる今年4月、国力が強くて盛んな「強盛国家」を実現すると主張しているが、経済状況が好転していないことから住民の不満が高まっているものとみられる。