シリア問題 アナン特使が露大統領と会談
反体制派への弾圧が続くシリアの問題解決のため、国連特使として調停に乗り出している前国連事務総長・アナン氏は25日、アサド政権との対話を継続しているロシアを訪問し、メドベージェフ大統領と会談、協力を求めた。
会談で、メドベージェフ大統領は「あらゆる分野で、いかなる支援も惜しまない」と約束した。しかし、これに先立って会談したラブロフ外相は「双方とも戦闘を終わらせるべきだ」と述べ、反体制派に肩入れする欧米各国などをけん制した。
アナン氏は今後、ロシアとともにアサド政権寄りの姿勢を示している中国に向かう。