カンボジアで４日に開かれた東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）首脳会議は、１日に行われたミャンマーの国会の補欠選挙について「公正に行われた」と評価し、欧米諸国がミャンマーに科している経済制裁を解除するよう求める議長声明を発表した。

　議長声明は、ミャンマーの補欠選挙について、「透明性を持って、自由、公正に行われた」と評価した。また、欧米諸国による経済制裁について、「民主化と経済発展を支援するために、全ての制裁の解除を求める」と呼びかけた。

　今回の補欠選挙では、ミャンマーの民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさん率いる野党が圧勝し、アメリカ国務省の報道官は３日の会見で、制裁の一部解除を検討していることを示唆している。