戦前・戦後の混乱の中、北朝鮮に残された日本人の遺骨の帰還問題などを話し合う日本と北朝鮮の赤十字会談は１０日、中国・北京で２日目の協議が行われた。

　初日の会談では、北朝鮮に残る日本人の遺骨の帰還と遺族の墓参りに議題を絞り、約２時間にわたって行われた。

　朝鮮赤十字会の事務総長は「慎重に討論しています。結果を見ればわかるでしょう」と話している。一方、日本側は、協議は順調に進んでいるとの見方を示したが、具体的な中身についてはまだ明らかになっていない。

　日朝関係の停滞を打開し、拉致問題などの協議につながるかが注目される。