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アサンジ容疑者「米国は魔女狩りをやめろ」

2012年8月20日 8:09

 イギリスのエクアドル大使館に逃げ込んでいる内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者であるアサンジ容疑者が19日、約2か月ぶりに姿を見せ、「アメリカは魔女狩りをやめろ」などと訴えた。

 19日、エクアドル大使館の前には数百人の支持者やメディアなどが集まった。多くの警官が取り囲む中、6月に逃げ込んで以来、初めてアサンジ容疑者が大使館のバルコニーに姿を現した。

 「オバマ大統領には正しい行動を取ってもらいたい。アメリカはウィキリークスに対する魔女狩りをやめなければならない」-アサンジ容疑者は政治亡命を認めたエクアドル政府に感謝の意を示す一方で、アメリカ政府に対して「魔女狩り」をやめるよう訴えた。

 アサンジ容疑者は、性的暴行の疑いでスウェーデンへの移送が決まっているが、最終的にアメリカに身柄を引き渡されることを恐れている。一方、イギリス政府はこれまでのところ政治亡命を認めておらず、しばらくはこう着状態が続くものとみられる。